2011年8月30日火曜日

定子の死について


前の記事で、定子のお墓について書いたけど……定子の人生と、その死にあたって、どれほど清少納言が、そして一条天皇が悲しんだか、『枕草子』の「裏側の物語」を知っている人は、多分、それほどいないのではないか。

もちろん、平安時代の文学や歴史が好きなら大体は知っているだろうけど、それにしても細かい日付や出来事まではどうだろう。私は『源氏物語の時代 一条天皇と后たちのものがたり』(山本淳子)を読んで初めて知った。個人的なメモとして、「定子の死」についてまとめておく。

2011年8月28日日曜日

定子のお墓に行ったときのこと


もうひと月も前になるけど、京都を旅行して、定子のお墓を詣でた。定子定子と書くと友だちみたいだけど、『枕草子』の作者・清少納言が仕え、一条天皇のお后だった中宮定子のこと。

京都に向かったのは、例の急に進路を変えた台風のときで、移動のあいだに台風とはすれ違ったらしい。京都ではずっと曇りだった。蒸し暑かったけど、何しろ夏の京都だから相当な酷暑を覚悟していたので、日射しがないだけで十分ありがたかった。

2011年8月21日日曜日

Kootsの海老明太のネバネバ丼

タイトルは、かつてミッドタウンのKootsにあった、ランチボックス。
さっぱりして、量も控えめなので、暑くてあまり食欲がないときよく食べていた。
たぶん、今はなくなったはず?

で、今年の猛暑で突然恋しくなって、再現(?)してみた。

ネットを検索してみると、素晴らしいことに、オリジナルの写真がこちらのブログに載っていた!
http://inonmk.jugem.jp/?eid=639

ありがたや、ありがたや~!(拝)


そして、作ってみたのがコレ。

【作り方】(すっごい簡単)
・おくらをさっと茹でて、千切りにする。
・赤と黄色のパプリカを切って、さっと茹でる。
・むき海老は塩ゆでして、明太子にからめる。黒ゴマがあれば振る。
・長芋をすりおろす(時間をおくと茶色くなるので、食べる前に)
上記をご飯に乗せて、お醤油をかけて、ぐるぐる混ぜて食べる。

さっぱりしてるし、ボリューム少なめだけど、ランチなら十分だと思う。

ただ、これはこれで美味しいんだけど、再現度は、70%くらい……かなあ。
というのは、オリジナルは、海老にかなり味がついていた気がするんだよねえ~。
それとも明太子ソースに味がついていたのかなあ。

う~~~む。正しいレシピが知りたいよ~!!

2011年8月11日木曜日

人生の上のホンの小道具

「これは」と思った文章があったのでとりあえずメモっておく。

古武術研究の甲野善紀と内田樹の二〇〇六年の対談、少し古いかも? 甲野先生は自らの武術に関しては新しい気づきを得て日々発言が変わっているらしいけど、こういった人生観とか故人のエピソードはそんなに変わらないだろうと(勝手に)推測してみる。

(中略)自分が成功したのは、「念ずればこうなるのだ」ということを言う人がいます。でもこれもある面ではそうなのですが、安易にとらえるとつまらないことになってしまいます。

あらかじめ自分で思い描けるような状況なんて、つまらないものです。本当にクリエイティブな発展というのは、想像を越えているものです。例えば、悟った時の状況を思い浮かべて禅をするなんて邪道でしょうし、およそおかしな話です。

(中略)

整体協会の野口晴哉先生が言われていましたが、「願いごとというのは、願っておいて忘れること」、「思って・忘れる」、これが大事だということです。自分でこう言っておいて、そのことにこだわっているとダメなんです。

まあ野口先生の、この「念ずれば現ず」の方法はとても具体的な願いごとの達成法なのですが、野口先生の場合、これを大上段に振りかざさないところが、いかにも野口先生らしいセンスのよさでした。また、野口先生にしてみれば、こういうことは、人生の上のホンの小道具として使うことだという思いがおありだったからだと思うのです。なにしろ野口先生には「人間というのは、生きるために生きるのであって、別に何々をするために生きるのではない」という大名言というか身もフタもない格言があります。
(『身体を通して時代を読む』文庫版p.132)

どこが「いいね」と思ったかというと、まず最初の二行が、自己啓発コーナーに置いてある「夢がかなう」系の本や手帳へのすてきな警告になっている(笑)。

うろ覚えだけど、数学科を卒業したユング派の心理学者河合隼雄も同じようなことを言っていた。自分が立てた目標に向かって人生を進めるのは大切なことだけど、人間の意思を越えた大きな力で流されていくのもまた、人生の醍醐味だ、というようなことを。

それから後半、「願いごとというのは、願っておいて”忘れる”ことが大事」、これはバシャールとまったく同じことを言っている(『未来はえらべる!』に詳しい)。同じようなことを言う人や宇宙人が世の中にはけっこういるものだなあ(笑)。そして、人は、自分が好きな言葉を拾い集めてしまうものだなあ、私のように。「人生の上のホンの小道具」という軽やかさもいい。