ロルフィングの感想(第四回〜第七回)

ロルフィングの感想の続きです。一つ前の回はこちら。だんだん面倒になってきたけど、最後まで載せようかと。

第四回目

第三回目のセッションの後、とてもリアルな夢を数回見る。私はこれまでにも、夢の中で、現実にはありえない、息を呑むほど鮮やかで、心に喰い込むような美しい景色を何度も見てきた(映画みたいで結構おもしろい)。ところが今まで見ていた夢を「それでもやっぱり夢らしく、ぼんやりしていたなあ」と思うくらい、リアルな夢を何度か見た。正直疲れて、いい加減止まないかしらと思っていたら、一週間くらいで終わったのでほっとした。

そして、ロルフィングの四回目。今回のテーマは骨盤の調整。しかし、自分では体の違いがあまり感じられず、施術前後の写真を見て「ほお」と思ったくらい。普段から腰痛がないせいかもしれない。


この回は一般的に言ってかなりきわどい位置にも触れられた。といっても、指で骨盤の下部を軽く突くくらい。触る前にひかえめに「○○に触ります」と知らせてくれる。順序はまず右側を下にして寝て左足を折って前に出し、骨盤の左側を調整して、次に左側を下にして寝て……という感じ。そうそう、右脚が体の線から少し外にずれて「力が逃げている」のも、矯正してもらった。

最後にバランスボールを使って、骨盤を立てたり寝かせたりしてみて、それから立ち上がって、「どの位置なら上体の重みがきちんと骨盤に乗っていて気持ちがいいか自分で探ってください」と言われてやってみた。正直よく分からなかったけど、何となくこんなものだろうかというところで止めた。先生いわく、人間の体は動いているから必ずしもぴたっと決める必要はないらしい。写真で見ると、背骨の湾曲していたカーブが調整されていた。

この日はジョブスが亡くなった直後で、4Sを予約するために渋谷に行ったらまだ予約を受け付けていなくて、渋谷Appleストアの前にたくさん顕花してあるのを写真に撮ってきた。


第五回目

ロルフィングの五回目。先週、自転車で転んで怪我をしたので一週間ずらしてもらった。この回もあまり記憶がない。呼吸の練習をしたのは覚えている。息が縦にずっとおなかの辺りまで入ってくるのをイメージして、吐くときはそれを全部吐き出すようにおなかを縮める……おなかにゴムが入っているような感覚を、最初は先生にヘルプされながらあとは自分でやってみた。(先生は本当にゴムを縮めるみたいに縦にぎゅーっと縮めて、最後はぶるんぶるんと震わせて残った空気を押し出すようにしていたw) ベッドに腰掛けてからもやった。
せっかくみぞおちのワークだったのに、つけていた水着がきつくて気になっていたのが残念。

いつもは街をぶらぶらしたりして帰ることが多いけど、この日は終わった後、切ないような疲れた感じ、はっきり言えば理由もなく「みじめ」な感じがして、早々と家に帰った。ロルフィングと関係があるのかどうかは分からない。精神的な動揺を多少なりとも感じたのは、この第五回だけだった。


第六回目

以前、右脚が体の外にほんの少し出ているのを矯正してもらったけど、この回でその続きをしてもらった。前後の写真を見ると、右脚がしっかり腰から上の重みを支えて、床を踏みしめて立つように変わっていた。私は山登りのとき下り坂で必ず左のひざから痛くなるけど、それは右脚が体重を支えずに力が逃げていて、そのぶん左脚に負荷がかかっていたんじゃないかと思った。(他にも問題があるかもしれないけど)

というわけで、今回は左脚、右脚、背中の順にワークした。そういえば、この回は、最初触られると少しだけくすぐったい感じがした。めずらしい。

第七回目

第六回までに何度か調整してもらった右脚について、気づいたこと。私は早足で歩くとき「脚が思うように前に進まない、頭ではもっと早く前に出せるはずだと思うのに、なぜか右脚がついてこない」という感じがずっとしていた。それがようやくなおったような気がする。

それと、第六回が終わってしばらくしてから、首から上に違和感がでてきた。肩、とくに右肩が凝っている(これは書いている時点で寝不足だからかもしれない)。後頭部の頭蓋骨にじわっと重たいような違和感がある。あと、公園でベンチに座ったらお尻の骨が当たって微妙に痛かった。

第七回は、首から上のセッション。
まず仰向けに寝て、足の下に低いクッションを置いて、足の位置を少し高くする。

もう一度、ロルフィングの触れ方の感想だけど、ごく軽く触れるときは、チューリップの花をそっと撫でているような。もう少し力を入れる場合は歯磨き粉をチューブからじわーっと押し出しているような、粘土をゆーっくり伸ばしているような感じがする。たまには、ぎゅうぎゅうと筋肉を押していることもあるし、ぐーっと骨を掻き出すように引っ張ったりすることもある。でも、いずれにせよ痛みはない。

両足が落ち着いてから、首から上に移った。頭を左肩のほうにじわじわ、ぐーっと倒したり、粘土をこねるように頭蓋骨に触っていたけど、痛くはない。ただ、ときには奇妙な感じがした。うにょーっと頭のなかで何かが動いているような。歯科医のようなゴムの手袋をして、歯茎の部分に指をあてて口の中のワークもした。上あごと下あごの右側と左側。それから、舌の向かいのあたり。そんなところまで!? と、びっくりした。

最後に仰向けのままひざを立てて、また呼吸の練習。今度は「胸の上あたりに息が入るように」と言われた。のどに少し違和感があったけど、まあまあ息は入った。それから、ベッドに腰掛けてまた息をした。腰骨を少し立てるように直されたりした。立ち上がって歩いてみると、右足の足の裏のアーチが少し痛かった。これは第六回のセッションの後からときどきそうだったけど。

終わると、頭と首がすっきり。あごは力が抜けたかどうかよく分からない。のどにはまだじんとした感覚がある。

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